登山時によくあるトラブルと対処法、未然に防ぐ方法を紹介!
「山を登っている時に迷ったらどうしよう…熊に遭遇しちゃったらどうしよう…!!」
「登山中」というイレギュラーな状況でのトラブルは、実際かなりパニックになってしまいます。
気軽に下山できないことも多く、その対処法に困ってしまうケースが多いです。
登山好きの管理人・さぶろーも、たくさんトラブルを経験して、その度にパニックになっていました…。
登山初心者のあなたがパニックに陥らないよう、対処法を紹介します。
登山時によくあるトラブルと対処法
登山時のトラブルといっても、まだなんとなくイメージできていない人もいるのではないでしょうか。
よくあるトラブルと対処法をまとめてみましたので、参考にしてもらえたら嬉しいです。
靴擦れが起こる
地味にイヤなトラブル、靴擦れ。
とくに初心者の方ですと、慣れない登山靴で長時間歩くため靴擦れしやすんです。
歩くたびに痛みが襲ってきて、放っておくと「もうこれ以上歩けない」という限界が来てしまうことも。
最後まで快適に登山するために、あらかじめ靴擦れ対策をしておきましょう。
具体的には、靴のかかと部分に靴擦れ防止パッドを貼っておくのがオススメです。
靴擦れしやすい人は、かかとをテーピングして保護しておくのもいいですね。
管理人のさぶろーは靴擦れしやすいので、いつも靴擦れ防止パッド&テーピングで登山しています。
ちなみに靴擦れが起きるということは、靴のサイズが合っていないという原因も考えられます。
登山靴に慣れても靴擦れが起こるようであれば、サイズの調整を検討してくださいね。
道に迷う
基本的に登山道に沿って進めば問題ありませんが、それでも道に迷ってしまうというトラブルは後を絶ちません。
メジャーな山ではなく、登山者が少ない山だとより道に迷いやすくなるようです。
「無心でどんどん道を進んでいたら、いつの間にかよくわからない場所に来ていた…」なんてことがありますので、常に周りの景色を見て目印を探しながら歩いてくださいね。
また、道に迷いそうだなと思ったら、一旦止まってルートを再確認しましょう。
登山中み道に迷ったら、わかるところまで来た道を戻ることをオススメします。
虫に刺される
山にはたくさんの虫が生息しています。
アブやブヨ、ハチ、ヒル、クモなどなど…挙げていったらキリがありません。
こう言った虫に刺されないよう、あらかじめ肌の露出は最小限に抑え、もしもの時のためにムヒや消毒液を携帯しましょう!
また、何より恐ろしいのはスズメバチに刺されること。
もしスズメバチに刺されてしまったら、ポイズンリムーバーを使って速やかに対処してくださいね。
スズメバチの対策方法についても入念に確認しておきましょう。
野生動物に遭遇する
登山でとくに注意していただきたいのは、野生動物、とくに熊に遭遇した場合の対応です。
熊に遭遇したら、熊の方を向いたまま、ゆっくりと後ずさりして離れましょう。
大きな声を出したり、走って逃げたりするのは逆効果です。
管理人のさぶろーは、幸い熊に出会ったことはありません。
ただ、念のため熊鈴や撃退スプレーを持ち歩くようにしています。
熊は基本的には人を避けますので、音を鳴らして「人間がいる」ことを知らせるのは、ある程度有効です。
ちなみに、テレビ番組や漫画などで「死んだふりをする」なんて対処方法が紹介されることがありますね。
もちろん、この方法を鵜呑みにしてはいけません。熊は死んだ魚や動物を食べることがあるんですよ…。
体調不良で下山できなくなる
体調不良などで動けなくなってしまった場合、応急処置をしつつ119番で救助申請してください。
可能であれば安全な場所に移動し、安静にしてください。
低体温症になっている場合は体を温め、熱中症の場合は薄い塩水を少しずつ飲みましょう。
重症の場合は、一刻も早く治療を受けることが重要です。
救助申請をためらう必要はないので、もし他の登山者でも困っている人を見つけたら速やかに対応しましょう。
トラブルを未然に防ぐためには
さて、ここまでよくあるトラブルと対処法を紹介しました。
トラブルを絶対に起きないようにするのは難しいものの、ある程度未然に防ぐための工夫はできるはずです。
登山トラブルを未然に防ぐために、次の2つを意識しましょう。
- 単独で山に入らず、複数人で行動する
- 「もしも」の想定を入念に練る
一人でトラブルに遭遇してしまった場合、とにかくパニックになって正しい判断ができないケースが多いです。
また、一人で山に入って道に迷ってしまったら…と考えるとなんだか恐ろしいですよね。
初心者の方はとくに、複数人で行動してトラブルを回避しましょう。
また、登山の同行者と一緒に「もしも」のことが起こった場合の対応策を考えておくことをオススメします。
入念に考えておくことで、あらかじめできる対策法(服装など)に気付けますし、余裕を持って計画を立てられます。
「もしも」を考えておくことで心に余裕も生まれるので、ぜひ試してみてください。
まとめ
登山中にトラブルが起こってしまったら、まずは落ち着くことが重要です。
落ち着いて状況を判断し、どうすればいいか、対処法を考えましょう。
トラブルに適切に対処するためにも、山に入る前にはぜひこの記事を見直していただけるといいかと思います。
また、一人での登山は心細いものです。
あなたの身を守るためにも、複数人で楽しく登山することをオススメします。
「もしも」の想定を忘れず、心に余裕を持って山に挑戦してくださいね!
それではまた。
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