初心者はココをおさえればOK!登山のルールとマナー

初心者はココをおさえればOK!登山のルールとマナー

「はじめて登山に行くんだけど、守らなくちゃいけないマナーとかあるのかな」

登山初心者の中には、すでに常識とされているルールやマナーの有無が気になっている人が多いはず。
知らないうちにルールを破って、周りからひんしゅくを買うのは避けたいところですよね。

そんな不安を解消するためにも、登山好きの管理人さぶろーが、登山初心者のあなたに最低限確認してもらいたいルール・マナーを紹介します。

登山にはルールとマナーがある

学校には校則があり、会社には規則があるのと同じように、登山にも最低限守るべき約束事があります。
なぜなら、山の自然とあなた自身を守るためです。

といっても、初心者の方がびっくりするほど数多くあるわけではありません。
その内容も、「こんなのゼッタイムリだ…」というような厳しいものではないのでご安心ください!

登山のルール・マナーは、あくまでも「山の自然を守りながらみんなで楽しく登山する」ためのものなので、登山初心者のあなたもぜひチェックしてみましょう。

登山の基本的なルール

まずは登山の基本ルールからお伝えしていきます。
山の自然を守るため、そしてあなたを守るためのルールですので、実際に登山を開始する前にもあらためて見直してみてください!

植物を採らない

登山していると、なかなか珍しい植物を見つけることがあります。
しかしそれを勝手に採集してはいけません!

自然破壊につながりますし、もしかすると人体に危険を及ぼす成分が含まれている可能性があるんです。

さらに特定保護地区では、道に落ちている葉っぱなどでも採集が禁止されています。
(特定保護地区:自然公園法に基づいた国立公園)

綺麗なお花や植物を持ち帰ってみたい気持ちもわからなくはないのですが…、写真におさめるなどして我慢しましょう。

ゴミは持ち帰る

こちらも山の自然を守るためのルールです。
ゴミの持ち帰りは、山に限らずどんな状況であっても重要なことですよね。

稀にゴミ箱が設置されているような場所もありますが、基本的には「自分のゴミは自分で持ち帰る」を徹底しましょう。

ちなみに、使用した食器を洗うのもよくありません。
汚水を山に流すことになってしまいますので、食器は拭き取るなどして洗わずに持ち帰ってくださいね。

もちろんカップラーメンの汁を捨てるなんてこともNGですよ…!

登山道から外れない

登山道をどんどん進んでいくと、疲れてきて無意識のうちにルートから外れてしまうことがあります。
しかし登山道から外れるのはとっても危険です。

登山道として整備されていない場所では、転落や滑落のリスクが上がります。
さらに、人があまり通らない場所にはオオスズメバチが巣を作っていることも…。

疲れてきたら休憩を挟み、予定していた登山道を外れないよう注意しましょう。

不安な方は、スズメバチの対策方法もチェックしてみてください!

登山マナーQ&A

ここからは、管理人のさぶろーが登山のマナーに関する質問に答えていきます。

初心者にとって1番困るのは、「必須ではないけど、なんとなく常識になっている」マナーですよね。
管理人のさぶろーも最初はここに苦戦しました…。

判断が難しいポイントを中心に解説するので、参考にしてくださいね。

Q.他の登山者に挨拶した方がいい?

他のグループを追い抜く時やすれ違う時、休憩場所で一緒になった時は、積極的に挨拶しましょう。

なんとなく「声をかけようかな?どうしようかな?」と迷ってしまう方は多いものですが、挨拶を交わすと気分がいいですよね。

「こんにちは」「お先に失礼します」「今日は暑いですね〜」などなど、あまり恐れずに気軽に言葉を交わしてみましょう。

また、挨拶をすると記憶に残りやすくなります。
万が一の時、捜索の手がかりになることも多いので、あなたの身を守るためにも積極的な挨拶を心がけてくださいね!

Q.すれ違う時は登り優先?どっちに避ける?

山道ですれ違うときは、登りの方を優先して道を譲ってください。
その際は、下りの方が山側に避けましょう。

下りの方のほうが相手に気付きやすいですし、下を見渡して状況把握もしやすいものです。
また、下りの人がムリに動いて落石があったら…登ってくる人に危険が及んでしまいますよね。

谷側に避けるのは危険なので、山側に避けて道を譲りましょう!

Q.歩く時は1列?2列になってもいい?

登山道を歩く際は、基本的には1列で進んでください。
狭い道で横に広がってしまうと、相手とすれ違うのが大変ですし、後ろから進んできた人が追い抜きにくくなってしまいます。

ただ、後ろから同行者がついてきているかどうかの確認は必須ですよ!
定期的に声かけをして、全員がムリのないペースで進みましょう。

まとめ

登山では、山の自然を守るため、そしてあなた自身を守るために意識すべきルールとマナーがあります。

「ゴミを持ち帰る」「挨拶をする」など一見当たり前のことに思えますが、山に入る際は今一度見直してください。

また、疲れてくるとだんだんとルール・マナーを守る気持ちがおろそかになってくるものです。
適度に休憩を挟み、ムリないペースで進んでくださいね!

ではまた。